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ライトアップ in グリーン運動(写真1)とは、緑内障啓発のため、日本眼科学会と日本眼科医会の後援のもと、各地の施設を緑色の照明で照らす活動です。2015年に全国5ヵ所のライトアップでスタートしましたが、2016年には20ヶ所、2017年には44ヶ所、2018年には85ヶ所、2019年には150ヶ所の施設がグリーンにライトアップされました。今年も世界緑内障週間(2020/3/8~3/14)に合わせて開催されます。広島では2017年、2018年に広島城がライトアップされました(写真2)。2019年には宇品大橋がライトアップされ(写真3)、2020年も3月8日(日)~3月14日(土)の18時~22時に宇品大橋がライトアップされる予定です。

緑内障は、残念ながら現在我が国における中途失明原因の第一位です。緑内障による失明を防ぐには、広くみなさまに緑内障を知っていただき、健診や眼科受診をしていただくことが何よりも重要です。早期発見のために、特に40歳以上の方は眼の定期検診をおすすめいたします。

写真2
写真3

たけなか眼科院長  竹中丈二

睫毛内反症とはいわゆる、逆さまつげのことです(写真)。小児に多く見られ、まつげが内側に向かって生えて、眼の表面に当たる状態のことを言います。充血や目やにの原因となります。小児では、まぶたの皮膚におされて内側を向くことが多いですが、成長とともに外側に向いてくることが多いです。

しかし中には、その程度が強いお子さんがおられます。まつげが眼の表面に強く当たると、黒目に傷ができて痛いだけでなく、傷のために視力が出にくくなる弱視の原因ともなります。またまつげがあたることで、乱視が強くなることもあり、程度が強い場合には手術が必要となります。お子さんの場合には手術は全身麻酔で行なう必要があります。気になる方はお気軽にご相談下さい。

シェーグレン症候群という病気をご存知ですか?
眼や口などの粘膜の、異常な乾燥を引き起こす病気です。
原因は不明ですが、自分の免疫細胞が、誤って自分自身を攻撃することでおこります。診断にはドライアイや、ドライマウスがあること、採血の結果などから診断します。症状は強い眼の乾燥感、口の乾燥が特徴的で、口が渇くため虫歯にもなりやすいです。
眼が乾燥すると、眼の表面に小さな傷がたくさんできます(写真1)。

根本的な治療法はありませんが、ドライアイは点眼で治療し、ドライマウスは唾液を出やすくする薬などを使って、症状を軽減させます。
当院では、眼の表面の検査をして、シェーグレン症候群が疑わしい方は膠原病内科に紹介しています。
上記のような症状がある方は、一度検査を受けられることをおすすめします。

シェーグレン症候群
写真1

たけなか眼科院長  竹中丈二

今年も花粉症の時期が近づいてきました。花粉症になると、アレルギー性結膜炎を生じて、眼の強いかゆみを生じます。結膜は充血し、形も変化を起こします(写真1)。

多くの方が、花粉症に悩まされていますが、花粉症の患者数はどのくらいだと思いますか?住民基本台帳と、花粉症検診の結果をもとに東京都で調査した結果、なんと48%の方がスギ花粉症であるとの結果でした。48%というのは、必ずしも治療を必要としない軽症の方も含まれていますが、それにしても非常に多いという印象を受けます。

花粉症の治療は点眼薬、点鼻薬、内服薬などが主な治療となりますが、皆さんはいつごろから治療をはじめていますか?多くの方は、症状が出始めてから薬を使い始めるのではないかと思います。点眼薬には、抗アレルギー薬とステロイド薬の2種類を主に使いますが、抗アレルギー薬は使い始めても、すぐには作用を発揮しません。開始して2週間くらいで効いていきます。今年も広島では2月中旬以降にスギの発散予想が出ていますので、1月下旬から使い始めるのが、おすすめです。症状が強い方にはステロイド薬を使いますが、眼圧が上がるなどの副作用に注意をして、使用する必要があります。

花粉症がある方は、症状が出る前の初期治療をおすすめいたします。

写真1

たけなか眼科院長  竹中丈二

弱視

人間は生まれたときは、ほとんど目が見えていません。視力は成長とともに発達し、3-4歳で1.0に達します(グラフ1)。しかし正常に視力が発達するためには、目の中に綺麗な像がきちんと入っていることが条件となります。何らかの原因により、綺麗な像が目の奥に写っていないと、視力は正常に発達しません。これが弱視です。
弱視の原因としては、先天的に白内障がある、まぶたが下がっている、斜視がある、などがあります。これらは親が見てもある程度判断できることがあります。しかし乱視や強い遠視、左右の度数が大きく異なる場合も弱視になりますが、これらは眼科で調べないと分かりません。
また弱視の恐いところは、成長した後に治療を始めても、効果があまり無いことです。グラフ2のように、視力が発達する時期は1歳半ころがピークで、10歳ころを過ぎると視力の発達はしなくなるので、そこから弱視の治療をしても視力があがらないことが多いです。つまり2-3歳の時期に目の検査をして、早期に弱視を発見し、治療を開始することが重要なのです。治療としては、もし乱視などがあれば、2-3歳の時期から、それを矯正する眼鏡を装用することで、綺麗な像が目の中に入るので、視力は正常に発達していきます。
これまで、小さいお子さんは検査をいやがるので、乱視や遠視を測定するのは難しいことが多かったのですが、当院でも導入しているスポットビジョンスクリーナーという器械は、写真を撮るような感じで測定できる(写真)ので、2-3歳でもほとんどの子が測定可能です。
全国の自治体で、3歳児検診にスポットビジョンスクリーナーを導入しようという動きはありますが、広島ではまだ実現していません。小さいお子さんをお持ちの親御さんは、一度スポットビジョンスクリーナーで、お子さんの眼を検査されることをおすすめいたします。

グラフ1:視力の発達の経過
グラフ2:視力が発達する時期
写真:スポットビジョンスクリーナーの撮影

たけなか眼科院長  竹中丈二

ドライアイ

ドライアイという言葉は良く耳にされると思います。目が乾く他に、疲れ目や、痛み、かゆみの原因となっていることもあります。ドライアイの原因としては「涙の不安定さ」と「まばたきの刺激」が挙げられています。また涙の不安定性の原因としては、「涙の量が少ない」、「目の表面に涙がとどまりにくい」、「涙の蒸発が激しい」などのタイプがあります。全てのタイプが一般の方でもおこりうるのですが、それぞれ以下のような特徴があります。
「涙の量が少ないタイプ」のドライアイは、重篤なものとして、シェーグレン症候群という涙腺の病気が原因のことがあります。この病気では唾液も少なくなるので、口が渇く症状も同時にあります。
「目の表面に涙がとどまりにくいタイプ」のドライアイは、近年、日本で注目を集めているタイプですが、新しい特効薬も開発され、良好な成績をおさめています。
「涙が蒸発しやすいタイプのドライアイ」は、涙に含まれる油分が少ないこと(油分を分泌するマイボーム腺の異常)などが指摘されています。まつげのあたりから油分がでるのですが、まつげのあたりを清潔にすることで、脂分が出やすくなり、ドライアイが改善することがあります。
眼科では、ドライアイの検査の1つに涙に色をつけて、涙の状態を詳しくみる検査があります(写真)。それでドライアイのタイプや、程度を診断します。現在、眼科では主に3種類のドライアイ点眼薬がありますので、症状やタイプに合わせて、自分にあう点眼薬を使用されることが重要です。たけなか眼科でも、ドライアイのタイプの診断をし、タイプ別の処方をしておりますので、ドライアイの症状が気になる方はご相談ください。

正常
ドライアイ

たけなか眼科院長  竹中丈二

 加齢黄斑変性症という病気をご存知ですか?文字通り、加齢によって、目の奥の黄斑という部分が傷む病気です。欧米では失明原因の第1位で、日本でも近年増加しており、第4位になっています。加齢などにより、黄斑部の循環が悪くなり、新生血管というもろい血管が発生し、それが破裂して出血をおこすために視力が大きく低下する病気です。
 加齢が最大の原因で、50歳以上に発症することが多いです。そのほかに喫煙も原因に挙げられていて、バランスのとれた食事も大切だといわれています。症状としては、視力低下や、ゆがみを感じることがあります。ただし両眼で見ているときには気づきにくいことがありますので、ときどき片目でものを見てみることが早期発見には重要です。早期に発見できた場合には治療で視力を維持することが可能ですが、一度大きな出血を起こしてしまうと、いろいろな治療をしても視力の回復は困難です。
 治療には硝子体内注射が第一選択とされています。白目の部分から、目の中に注射を行ない、薬液を注入します。原因となる新生血管を退縮させるのに非常に効果的です。ただし注射は一度だけではなく、複数回必要なことが多いです。また視力を改善させるというよりは、今ある視力をできるだけ維持するという治療になります。ですから、早期に発見することがとても重要です。ゆがみや視力低下を感じる方はもちろん、50歳以上の方で眼科に最近かかっていない方は、一度眼底の検査をすることをおすすめいたします。当院でも加齢黄斑変性症に対する検査や、硝子体内注射などの治療を行なっていますので、お気軽にご相談下さい。

治療前 視力0.5

注射治療後 視力1.2

近視について

 近視の人口は、近年世界中で爆発的に増加し問題になっています。日本でも、文部科学省の発表によると、子どもの視力低下は進んでおり、高校生の6割以上、中学生の5割以上、小学生の3割以上が視力1.0未満であると報告されました。
 これまで近視というと、遺伝が原因であるとか、近くのものを見る時間が多いとか、暗いところでものを見ることが大きく影響すると言われていました。そういった影響もあると思いますが、もっと重要なことが太陽光線を浴びることであるとの報告が、最近数多くみられます。両親が近視でも、野外活動が1日2時間を超える子供は、近視になりにくいとの報告が複数の研究グループから報告されました。実際に1日2時間以上屋外で遊ぶ子供は、小学生で13.7%(「第2回放課後の生活時間調査2013」)であり、近年の子供たちは屋外で活動する時間が減少しています。
 それではなぜ、太陽光線を浴びることが近視の抑制につながるのでしょうか。慶応大学の近視研究チームは、屋外で浴びるバイオレットライトが、近視の抑制に有効である可能性を発見しました。バイオレットライトとは、可視光線の中で360~400nmの波長の紫色の光のことです。最近よく耳にするブルーライトと紫外線の間の波長の光です。このバイオレットライトを浴びることで、近視を抑制する遺伝子の1つであるEGR1が有意に上昇することが実験で示されました。実際にヒトでも証明されており、バイオレットライトをカットした人のほうが、近視が進行したという結果がでています。ですので、近視の進行予防には1日2時間以上、外で遊ぶことが有効だと考えます。
 少し話は変わりますが、食べ物でも近視抑制に期待ができる食べ物が発見されました。クチナシという花がありますが、その色素成分「クロセチン」が有効である可能性が示されました。「クロセチン」は近視抑制に関連するEGR1遺伝子の発現を高める効果があり、さらに近視誘導モデルでも、近視進行を有意に抑制することが確認されました。クロセチンはクチナシの実や、サフランのおしべに含まれる色素性分ですが、人の体内では生成されません。また、必要量を食事で摂取することは難しいです。
 慶応大学の近視研究チームは6歳から12歳の69名の子供を対象として「クロセチン」の効果を研究しました。「クロセチン」群は「クロセチン」7.5mgを含んだカプセルを、1日1カプセル服用し、「プラセボ」群は「クロセチン」を含まないカプセルを1日1カプセル服用して、1ヶ月後と6ヶ月後に近視の程度を比較しました。「クロセチン」群は「プラセボ」群に比べて屈折度数の低下が20%抑制されました。これは非常にインパクトのある結果で、6ヶ月で結果がでるということはかなり効果があると思いした。
 その研究時と同じ量の「クロセチン」を含んだ「クリアビジョン ジュニアEX」というサプリメントが、ロート製薬から発売されました。医療機関のみで販売が可能なものです。6才から服用でき、無味無臭の小粒なソフトカプセルです。注意点として、近視が良くなるわけではなく、その進行の程度を抑制する効果が期待されているということです。また、すぐ結果はでないため、6か月くらい飲み続けることは必要であるといわれています。当院でも10月から販売を開始いたしました。1箱が1ヶ月分で、3,000円(税抜)です。ご興味のある方はどうぞお気軽にご相談下さい。

たけなか眼科院長  竹中丈二

緑内障

 今回は緑内障についてお話しします。緑内障とは目の奥の神経が傷んで、放置すると失明につながる病気です。みなさんも、恐ろしい病気だということはご存知かと思いますが、どのくらいの人が緑内障だと思いますか?緑内障は、現在日本人の失明原因の第1位にあげられています。40歳以上の日本人の20人に1人が緑内障と推定されています。しかもその9割の人は緑内障があることに気づいていないと言われています。
 そもそもなぜ緑内障になるかというと、目の中の圧、眼圧が高いことで目の奥の神経が傷害されます。傷害された視神経は色が白くなります(写真1)。視神経が傷むと見える範囲が狭くなり(写真2)、最後には失明してしまいます。写真2の黒い部分が、見えにくくなっている部分ですが、このくらいでは自覚症状はありません。自分で分かるほど見えにくくなっていれば、それはすでにかなり進行した緑内障と言えます。
 緑内障の治療は基本的には点眼の治療になります。点眼をして、眼圧を下げることで進行を遅らせます。眼圧の下がりが不十分な場合は手術をすることがあります。しかしいずれの治療もあくまでも進行を遅らせるだけで、失った視野(見える範囲)を回復することはできません。ですから、緑内障は早期に発見して早期に治療を開始することが非常に重要です。早期に治療すれば決して怖い病気ではありません。
 早期に発見するためには、目の奥の視神経を見ればほぼ発見できます。人間ドックで眼底の写真をとることでも判定できますし、もちろん眼科を受診すれば早期に発見することができます。たけなか眼科ではOCTという機器を使用して(写真3)、以前では診断できなかった、ごく早期の緑内障も発見することができます。また点眼治療で効果が不十分な場合は、緑内障の日帰り手術を行なっています。
 40歳以上の方で眼底検査を受けたことが無い方は、緑内障が無いか、一度眼科で診察を受けることをおすすめいたします。

 

写真1 視神経所見
写真2 視野
写真3 OCT
赤い部分が神経が傷害され、薄くなった部分


たけなか眼科院長  竹中丈二

飛蚊症

皆さんは飛蚊症という症状をご存じでしょうか?耳にされたことはあるかもしれませんが、詳しくは知らない方もおられると思います。飛蚊症とはまさに目の前に蚊が飛んでいるように見える症状のことを言います。見え方によっては、ゴミのように見えたり、蜘蛛の巣のよう見えると表現される方もいます。
では飛蚊症の原因は何かと言いますと、目の中の硝子体という部分の濁りが原因なのです。多くの場合は加齢に伴う生理的な濁りですが、まれに網膜剥離などの重篤な病気のサインのことがあります(写真)。もしも網膜剥離であれば数日で失明に近い状態になってしまい、手術をしても視力があまり戻らないこともあります。
ですから、飛蚊症を自覚したときは早めに眼科を受診して目の奥に病気がないかを確認することが重要です。たけなか眼科では飛蚊症の詳しい診察はもちろん、万が一網膜剥離を生じていた場合には当院で手術を行なうことができます。飛蚊症が気になる方は早めの受診をお勧めいたします。

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